冨士SON(大田区池上)は、東急池上線池上駅前商店街にある、もんじゃ焼きとお好み焼きのお店です。もんじゃの種類は30種以上。2時間飲み放題など宴会にもぴったりです。テーブル席とお座敷席、すだれで仕切れる半個室などがありランチも宴会もOKです。
冨士SONは、もんじゃ焼きとお好み焼きの店です。
さっそくですが、いただきます。
冨士SONのメニューを拝見。
スタミナもんじゃを注文します。
基本の生地と具材に、豚肉、にんにく、生卵が加わります。
冨士SONのスタミナもんじゃです。
鉄板に油を引き、広がったところで、具材を炒めます。
そして、焦げ目がついた頃、土手を作り、残った水溶きした小麦粉を真ん中に流し込みます。、
それをヘラでいただくのですが、皿にもって箸でいただきました。
続いてお好み焼き、
こちらも、基本の生地と具材に、豚肉とニンニクと卵(2個)がつくスタミナお好み焼きを注文しました。
冨士SONのスタミナお好み焼きです。
お好み焼きは、普通に具材をかき回して、そのまま鉄板で焼きます。
卵は、1個は具材と一緒に丼に入っていて、もうひとつは別になっています。
卵の処遇に困ったので、さきほどのもんじゃ焼きの卵と一緒に2つとも鉄板で焼き、その上にひっくり返したお好み焼きをのせます。
頃合いを見て、四等分にして少しずつハフハフといっていただきます。
もんじゃ焼きとは、水溶きした小麦粉を、鉄板で調理して食べる東京下町・月島発祥のローカルフードです。
江戸時代末期から明治の頃、東京の下町・月島で、鉄板に子供たちがだし汁で溶いだ生地で文字を書いて、覚えながら食べていた『文字(もんじ)焼き』がもんじゃ焼きの始まりといわれます。
もじ焼き、もんじ焼き、じじ焼き、水焼き、ぼったら焼き、おいの、などの呼び方があると言います。
そのもんじゃ焼きが、大阪や広島など各地に伝わってお好み焼きに枝分かれしたといいます。
http://okonomiyaki-sc.com/wakuya/news/20130803/
つまり、もんじゃ焼きの方が、お好み焼きのルーツだったわけです。
もんじゃ焼きとお好み焼きの決定的な違いは、食感です。
もんじゃ焼きのほうが、小麦粉を溶かすだし汁の量が多いため、鉄板に接する部分はお好み焼きに近いパリパリした食感ですが、それ以外はトロっとしています。
いうなれば、半熟卵(もんじゃ焼き)と、黄身も含めて中身が固まったゆで卵(お好み焼き)の違いです。
私は生まれも育ちも東京ですが、それでも、圧倒的にお好み焼きの方が馴染みがあります。
冨士SONの場所は、平和堂ビルの2階にあります。
1階は、『くいしんぼうの食卓 池上店』(旧店名、くいしん坊万才!)という惣菜店があります。
なぜ、平和堂という名前かというと、くいしんぼうの食卓の前に、平和堂というレコード店の自社ビルだったのです。
名称が変わっていないということは、まだ旧平和堂のオーナーのビルかもしれません。
レコードからCDに、そして今やデジタルの時代に入り、レコード店は時代的役割を果たしたということでしょうか。
個性的な池上の飲食店
冨士SONのある大田区池上は、東急池上線池上駅前商店街の飲食店だけでも、この大田区千景ではすでにたくさんご紹介しました。
冨士SONのすぐ近くには、かつやがあります。
池上駅前商店街は、最近になって飲食店が増えてきましたが、かつては“飲食店不毛の地”とも思われたところで、20年近く頑張っているのが、かつやです。
冨士SONからは歩いて5分、駅から約6分ほど歩いたところにある大田区池上仲通り商店街には、よってていがあります。
いわゆる昔ながらの支那そばで、トッピングにはオーブンで焼いたチャーシュー、絶品ワンタンなどをのせた有名なお店です。
成田家雅殿(ナリタヤガーデン)は、大田区池上に住んでいた尾野真千子が通っていた馴染みのお店としてテレビでも紹介されました。
行き届いたランチを提供しています。
駅の反対側には、冨士SONとセットで利用したい銀座椿屋珈琲池上店があります。
銀座七丁目花椿通りに本館がある、自社製コーヒーとパンを提供するお店の池上店です。
その中でも、もんじゃ焼きとお好み焼きを提供する冨士SONは、いっそうの個性を放っています。
いかがですか。
もんじゃ焼きとお好み焼きの冨士SON。
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