四川太宴飯店(大田区本羽田)に行ってきました。もともとちゃんぽんと皿うどんの店だったそうですが、今はセットメニューの半分はラーメンで、レギュラーメニューもバリエーションが増えています。昭和の中華料理の素朴な味がするお店です。
ちゃんぽん、というと、今や長崎ちゃんぽんのリンガーハットが有名ですが、あれは本物のちゃんぽんとは違う、という意見もあります。
では、本物のちゃんぽんとはどういうものか。
まあ、さすがにちゃんぽん一杯を食べに長崎に飛ぶわけにも行きません。
ということで、本場長崎から材料を仕入れ、本場のちゃんぽんを標榜している、大田区本羽田の四川太宴飯店(しせんたいえいはんてん)にお伺いするしかないと思いました。
場所は、大田区立中萩中小学校と、大田区立都南小学校の中間ぐらいにあります。
電車では、最寄りというほど近くの駅はないのですが、京急羽田空港線大鳥居駅から徒歩700メートルぐらいです。
お店は、いくつもの旗が立っているので、比較的目立っています。
ショーウィンドウはありませんが、メニューが画像つきで表示されているので、お店に入る前にメニューを把握することはできます。
店内は、カウンター5席とテーブルが8席です。
2階席もあるので、宴会ができます。
ちゃんぽんは、単品でもありますが、セットメニューもあります。
セットメニューは、ちゃんぽんに半チャーハン、半中華丼、半天津丼などを組み合わせたものと、ラーメンに、半回鍋肉丼や半青椒肉絲丼などを組み合わせたもの、皿うどんに半チャーハンなどを組み合わせたものなどがあり、いずれも1000円(税込み)です。
これがちゃんぽんと半チャーハンのセットです。
ちゃんぽんは、本場仕込みでしょうか。
正直、本場のちゃんぽんがわかりませんが、具材がいろいろ入っています。
あさりや海老はもちろんですが、ちくわとかわかめなども入っています。
そういえば、リンガーハットの長崎ちゃんぽんも、薄く輪切りにしたちくわが入っていたような。
ただ、麺とスープに一体感がないような気もしました。
炒飯は、いわゆるパラパラご飯ではありません。
醤油味で、家庭の炒飯のような感じです。
「半」とのことですが、ボリュームは意外とありました。
そして、これがラーメンと半回鍋肉丼のセットです。
セットメニューはすべて、お新香とサラダも付いています。
ラーメンは、鶏ガラだしの清湯系。
回鍋肉は、たれがご飯によく染み込んでいます。少しピリッと来ますね。
総じて、昔ながらの中華屋さんの味です。
2015年12月21日のテレビ東京において、東京都・大田区で働く人のお昼ご飯を特集した中で紹介された中華料理店です。
きっと、大田区らしいお店と評価されたのでしょうね。
みなさんもいかがですか。
大田区本羽田、四川太宴飯店の本場仕込みのちゃんぽん。
羽田七福稲荷めぐりの帰りに四川太宴飯店
四川太宴飯店の近くには、ワンコインランチのサイゼリヤ本羽田店があります。
メニュー的には競合しませんが、何しろワンコインランチという手強いメニューがありますから、地元企業の労働者の昼食としては四川太宴飯店の競合店になるでしょうね。
少し離れたところには、京急羽田空港線糀谷駅前商店街がありますが、そこにはステーキハウス・バッファローがあり、こちらも2度お伺いしました。
こちらも、ランチメニューには1000円でおつりがくるものもあります。
その意味では、四川太宴飯店はもう少し値段が安いといいかもしれませんね。
なお、食べ物レビューのサイトを見ると、四川太宴飯店への訪問は、羽田七福いなり巡りの際に寄っている方が多いようです。
「羽田七福いなり」とは、通常の七福神のように別の神が祀られているわけではなく、大田区の糀谷・萩中・羽田にある7つのご利益のある神社を巡るものです。
漁業と空港の街である羽田には、羽田神社、穴守稲荷神社という大きな神社があるので、こちらも1度おすすめしたいですね。
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