城南島ってご存知ですか。東京都大田区の平和島を、さらに東側に行った東京湾に接した島です。そして、この光景は何だと思いますか。城南島で、母子が貝をとっているのです。最近はよくニュースになりますが、東京湾でもこうした光景がめずらしくなくなってきたということです。
2013年でしたか。多摩川の最下流の汽水域(淡水と海水の境辺り)では、なんとはまぐりやしじみなどもとれるというニュースが有りましたね。
それによって、同地では乱獲を規制するため漁業権が復活したとか。
復活ということは以前はあったということで、羽田はもともと漁業の町ですからね。
もともと羽田の方では、釣り船が屋形船と同じ所から出て、東京湾の穴子を採って、羽田の寿司屋や天ぷら屋ではそれを出すのが売りとしてグルメ番組でもとりあげられていました。
しかし、東日本大震災による放射能汚染問題で、川や海が汚れたということで、それらについても敬遠されていたのですが、でも時間がたったことで、だんだんそれらをまた獲りに来る人が出始めたんですね。
でもそれに対して、ネット掲示板では、放射性物質を心配するコメントが書き込まれました。
たんに海水や砂の放射性物質を心配するだけでなく、そもそもまた獲れるほどに繁殖したのは放射能のせいだなんて書いているものもありましたが、それは間違いです。
市販のものは、一応検査はしているわけですが、こういうところで採ったものは検査をしないまま食卓に出てしまうわけですよね。
その意味で放射性物質のリスクは否定できません。
これからどうなる、羽田
ただし、繁殖については、もともと地元の人が放流して、川や海の透明度が戻ってきたという前提があります。
放射能が異常繁殖させる力があるかどうかはわかりませんが、それ以前に川や海が汚れきっていたら稚貝は育たないですからね。
放射性物質自体、すでに心配するほどのものではなくなっているとも言われますよね。
一方で、お子さんのいる家庭で、お子さんに潮干狩りをさせたいということもあると思うので、どのくらいあるかもわからない放射性物質を恐れて頭から禁忌にすることもないという考え方もあるんでしょね。
第三次産業が主流になってきた現代では、畑仕事とか、魚や貝を穫るといったことが、すごく新鮮なんですね。
本来の人間の営みですし、人々がそれらをしたがるというのは決しておかしな話ではないんですね。
いろいろ考え方はあるということでしょう。 城南島の浜・暖かくなったら潮干狩りにいかがですか。
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