壱鵠堂環八糀谷店(東京都大田区糀谷)に久しぶりやってきました。横浜発祥の、赤味噌、白味噌と2通りの味噌ラーメンを安価で、かつ大盛り無料で提供しています。といっても、味噌ラーメンだけではありません。今日は塩ラーメンもいただきました。
濃厚味噌、赤味噌、白味噌と3種類のスタンダードメニュー
壱鵠堂環八糀谷店は、鶏ガラスープによる、濃厚味噌、赤味噌、白味噌という3種類の味噌ラーメンを売り物にしています。
基本メニューの味噌ラーメンは税込み630円で、麺は大盛り無料です。
こってりコクのあるスープで、コシのある麺で、値段もリーズナブルです。
席は、テーブル席もカウンター席もあり、地元のファミリー客も少なくありません。
以前は、そのすぐ近くに、長崎ちゃんぽんリンガーハット環八蒲田店があったのですが、閉店してしまったので、壱鵠堂環八糀谷店はますます繁盛しています。
塩壱鵠堂ラーメン、味玉、辛味ねぎ、のりをプラス
塩壱鵠堂ラーメン(税込み850円)は、屋号を冠したラーメンですから、お店としては最上級ラーメンだと思います。
なるほど、まるごとの味付玉子(味玉)、辛味ねぎ、のり、そしてもちろんチャーシューをプラスした豪華版です。
スープは、塩ラーメンらしく清湯系といっていいでしょう。
塩ラーメンとタンメンの違い
ここで気になるのは、塩味のラーメンと言えば、塩ラーメンとタンメンがありますが、それらはどう違うのか、ということ。
しかも、塩ラーメンに野菜までつけば、ますますわかりにくくなります。
塩ラーメンは、文字通り塩によって味付けされたスープのラーメンです。
塩ダレをスープで割るわけです。
醤油ラーメンも味噌ラーメンも塩は使われていますが、塩ラーメンは他の味に比べ、スープ材料の塩味がストレートに出ます。
一方、タンメンは、塩味の野菜炒めに鶏がらスープを加え、麺にかけるものです。
さらにいえば、ちゃんぽんは、本来は具材と麺を一緒に煮込みます。
白味噌ラーメン、まろやかな甘みと、さっぱりした後味
続いて、白味噌ラーメン(税込み630円)です。
前回書いたように、壱鵠堂環八糀谷店の特徴は、濃厚味噌、赤味噌、白味噌という3種類の味噌ラーメンです。
うち、濃厚味噌というのは、背脂が入っています。
前回は、赤味噌ラーメンをいただきました。
そして、今回は、スタンダードメニューの一つである白味噌ラーメンです。
トッピングは、大きめのチャーシューとネギです。
ピリッとからく、麺も硬めで、ご飯も一緒にいただきたくなります。
まろやかな甘みと、さっぱりした後味は、ごはんとともにいただきたくなります。
赤味噌と白味噌の違い
赤味噌は、大豆を蒸し、熟成期間が長いのでコクがあるのが特徴です。
塩分濃度が高く、味も比較的塩辛くなっています。
一方、白味噌は大豆を煮て、赤味噌に比べて短期熟成で作られることが違います。
熟成期間が短いことから、赤味噌に比べて塩分濃度が低くなり、麹の糖分で甘みを感じます。
赤味噌と白味噌の色の違いは、発酵する際のメイラード反応です。
メイラード反応とは、原料である大豆などのアミノ酸が、糖と反応して褐色に変化する現象です。
いずれにしても、味噌の美味しさと栄養はたっぷり含まれています。
壱鵠堂環八糀谷店のある糀谷界隈のお店
壱鵠堂環八糀谷店は、環状八号線(環八)外回りの道路沿いにあります。
向かい側には、丼やたつみ(大田区西糀谷)があります。
豚と鶏を扱っていますが、セールスポイントは宮崎名産のチキン南蛮定食ということで、メガ盛り肉料理の店としてネットでも注目されています。
壱鵠堂環八糀谷店とは、「今日は麺を食べたいな」「今日は肉を食べたいな」と、選択肢として棲み分けられるのではないでしょうか。
壱鵠堂環八糀谷店から環八と反対側に入ると、糀谷商店街に出ます。
そこを通り抜けると、大田区立中萩中小学校があり、バス通りをこえると、コーナンがあります。
メインはホームセンターですが、たいへん大きな建物で、食品も売っており、地元の人にとっては便利なスーパーです。
壱鵠堂環八糀谷店は、らーめん伝丸と姉妹店といわれています。
らーめん伝丸の運営会社であるエイ・ダイニングの公式サイトの中で壱鵠堂も紹介されています。
つまり、壱鵠堂も、らーめん伝丸も、同じ会社が運営しているということです。
さらにそのおおもとは、ゼンショーグループです。
らーめん伝丸は、以前、北海道らぁめん伝丸環八羽田店に行きました。
たしかに、3種の味噌から選べ、大盛り無料、こってりコクのあるスープ、コシのある麺でリーズナブルなど、特徴は全く同じです。
壱鵠堂環八糀谷店は、大衆性とコストパフォーマンスに重きをおいた、ビジネスマンでもファミリーでも気軽に入れるお店です。
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