大田区立羽田図書館(大田区羽田)は文字通り大田区にある図書館の一つです。したがって「遊び場」ではありませんが、首都圏の異例のスポットというよりランドマークといったほうがいいでしょうか。そのような場所としてご紹介したいところです。
建物は洋館作りで読書は和室
大田区立羽田図書館(大田区羽田)のある東京・大田区羽田は、日本一犯罪が少ない町とあるムックで紹介されました。
しかし、それは別の言い方をすれば、繁華街ではないということでもあります。
すなわち、これといった建物も商店もないので、この大田区立羽田図書館が目立つのです。
建物は洋館作りで、読書は和室でくつろげる。大田区ではもっとも東南にある図書館です。
図書館といえば、四角い鉄筋コンクリートの中の、一フロアを使って開設というケースがほとんどといっていいですが、ここは正面が円柱型3階建ての構造にピンク色の壁で作られた洋館作り。
しかも、読書は畳作りの和室でくつろぎながらできます。
従来の図書館のイメージを完全にぶち破っている所が凄い。
少なくとも、大田区に限らず区立の図書館で、他にはこのような洒落た作りの所はないでしょう。
そう、「これで図書館?」と思わず口にしてしまうほどなのです。
図書館らしくない作りの図書館
大田区はアメリカ・マサチューセッツ州セーラム市と姉妹都市の関係にあり、ここには同市関係図書を収集しているので、それを意識しているのだと思います。
入口を入ると、丸い建物の真ん中に新聞・雑誌の閲覧室があり、それを囲むようにして通路が左右に円状に伸びています。
スイカをまっぷたつに割ると、真ん中が赤く、まわりが白いですが、ちょうどそのような構造です。
そして入り口のちょうど反対側にカウンターがあります。
閲覧室も壁で仕切られ、入り口からすぐには入れません。
円柱の建物の背後には通常の図書館同様の書架があります。
入口から見て右側が児童コーナー、左側が一般書架です。
カウンターの裏側にあたる一般書架の向かい側には、何と和室の閲覧部屋が用意されています。
畳部屋に木製座椅子、障子など本格的です。
図書館に和室自体が珍しいだけでなく、外観が洋館作りでありながらの和室設置は意表をついてユニークです。
首都圏の公立図書館で、和室を設置している所が果たしてあるでしょうか。
2階は読書室、喫茶室、多目的室、事務室などに区切られ、3階は職員専用フロアです。
機会があれば一度訪れることをお勧めします。
交通アクセスはもちろん京急線。正確には京急羽田空港線。
穴守稲荷駅の前にある首都高速道路横羽線(旧六間堀)は、図書館から見えます。
いかがですか。大田区立羽田図書館にいらしては。
◆羽田図書館
大田区羽田一丁目11番1号
開館時間 午前9時から午後7時
休館日 毎月第3木曜日、第2・4月曜日
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