廣栄屋(大田区東矢口)は、地元蓮沼ではおなじみの創業100年を迎えた日本そば屋店。老舗ですが気取らず大衆的メニューを提供しています。そば以外にもうどん、中華、丼はかつ・うなぎ・マグロ、そばつゆと中華を合わせたまかない丼が人気です。
蓮沼駅から真っ直ぐ歩いたところ
廣栄屋(大田区東矢口)は、東急池上線蓮沼駅を下車。バス通りを環状八号線に向かって徒歩3分ほどのところにあります。
ウインドウには、メニューの一部が展示されています。
最近のお店は、出来上がり品をデジカメで撮って、画像を印刷して貼り付けることが多いですが、さすが老舗ですから、ウインドウを使っていますね。
こどもSOS、コロナ徹底点検済みなどのシールが張ってあります。
『東京二八蕎麦』という木札も。
ゆで太郎久が原店をご紹介したときに、そばの割合についても触れています。
そばの割合は、十割蕎麦を最高峰とし、街の蕎麦店はそば粉8:小麦粉2の二八蕎麦、立ち食いそば店は、そば粉が2~4割といわれています。
小麦粉が入ること自体は、つなぎのため悪いことではありません。
ただ、そば粉に比べて小麦粉の単価が安いため、立ち食いそば店では安い小麦粉の割合が多くなりすぎて、そばの食感が薄れてしまうことがあるのです。
向かいはコンビニエンスストアのセブンイレブン。隣は本多病院。
周囲のお店はかわりましたが、その3つの建物はもう何十年も変わりません。
やはり、面会や外来の人たちにとって、そして地元蓮沼の住人にとっても食事処として大切な場所なのです。
個人的には、東矢口に数年住んでいたことがあり、コンビニ、本多病院ともどもお世話になりましたので、懐かしい気もします。
店内
店内は、テーブル28席、奥の小上がりに10席、2階はお座敷です。
午後1時頃伺いましたが、オーダーを聞き、出来たものを運ぶ女性がひとり。
厨房は正確には確認できませんでしたが、複数入っています。
ほうじ茶と、紙製の使い捨ておしぼりが出ます。
テーブルには、コロナのパーティションが設置されています。
食卓調味料は、しょうゆと七味唐辛子。
箸は割り箸です。
オーダーするための呼び鈴もありました。
掲示物を見ると、『広えいやさんへ』と書かれた矢口東小2年生のメッセージが貼られていました。
なにか差し入れたことがあるのかな。
地域に根ざしたお店ということです。
ミニ親子丼+もりそば(650円)
親子丼+もりそばセットです。
そばの量、大盛りではないのですが結構ありますよね。
つゆは、関東の色。
関西の人はこの色がだめだという人もいるそうですが、やっぱりしょうゆと鰹節で色はこの色でしょう。
ミニ親子丼も、卵を複数使っていると思われます。
ミニではなく、単品でいただいてもいいかなと思いました。
ミニ天丼+かけそば(650円)
ミニ天丼+かけそばのセットです。
かけそばは、つゆは自家製で、お店の前を通ると午前10時頃は、かつおぶしの香りがします。
ただ、できれば、かけそばはたぬきそばにしたらもっと良いと思います。
天かすを少し入れてくれれば良いのです。
ミニ天丼は、ピーマンと玉ねぎです。
こちらも、もう少しご飯が多いと良かったかな。
使った材料の残り物を揚げるかき揚げでもいいと思います。
おしんこがついていたのはよかったですね。
メニュー
廣栄屋(大田区東矢口)のメニューは、150種類はあるといわれています。
テーブルの上にあったおしながきからご紹介します。
なお、これは2022年11月20日現在ですから、この記事公開1年後に来店して、値段が違ってた、そんなメニューやってなかった、といったことはなしでお願いします(笑)
セットメニユー
お蕎麦屋さんのランチメニューと言えば、このセットメニューでしょう。
ミニ丼セット
- 親子丼
- チキンカツ丼
- 玉子丼
- かき揚げ丼
- 野菜天丼
各、かけ又はもり付き(うどん又はそば)
店内限定650円、と断り書きがあるのは、出前も受けているからでしょう。
丼もの
廣栄屋のまかない丼(650円)……「中華そばをやっているそば屋だからできた料理 当店自慢のそばつゆと中華味の合わせ技」とメニューには書かれています。
産地直送最高級舞茸を使った舞茸天ざるそば・うどん(900円)舞茸天ぷらそば・うどん(850円)ミニ舞茸天丼そば・うどん付(900円)つまみ舞茸天ぷら(500円)
ミニまぐろ丼セットもり又は温かい(そば・うどん)付(900円)釜揚げしらす丼セット(そば又はうどん付)(950円)
うな重(1650円)穴子天丼(950円)ミニ穴子天丼セット(そば又はうどん付)(1050円)
かやくご飯(天ぷら付)そばセット(1150円)かやく御飯(単品)(300円)
ミニひれかつ丼セット・温又は冷うどん又はそば付(1000円)
まるごとエビのプリプリ食感 ミニえびカツ丼そば又はうどんセット(900円)えびカツカレー(900円)
国産大豆100%使用生ゆばメニュー/ゆば天丼(950円)ゆば天せいろ(900円)ゆばそば(850円)
これ以外に、単品、定食などのレギュラーメニューが100種類以上あります。
環状八号線沿いで選択肢が広がる
東矢口のお店をご紹介したのは、実は今回でまだ2回目なんです。
意外と少ないなと自分でも思っていてます。
蓮沼駅前の商店街が、残念ながら寂れてしまい、今は商店街それ自体が消滅してしまっていることがあるでしょうね。
住居表示は東矢口ですが、ほとんど池上に近い結ぶ安方商店街にある華栄は、タンメンの美味しいお店です。
地元の人は、蒲田駅西口から池上線の線路踏切まで続く、サンライズという商店街を利用します。
商店街を歩くー蒲田西口商店街振興組合(サンロード・サンライズ) https://t.co/tHRbEFzrt9 @YouTubeより
— かやのなおき@大田区 (@mrjunon) November 14, 2022
私が東矢口に住んでいたときは、環状八号線を超えて、東急多摩川線矢口渡駅前商店街まで行っていたこともありました。
たとえば、中華sobaいそべ(大田区多摩川)は、矢口渡駅前にあるネオクラシック系のラーメン店として、今も頑張っています。
白旨黒旨2種類スープ、自家製麺、自家製ワンタン、化学調味料不使用、国産小麦麺の店です。
町中華なら、ラーメン福屋矢口店(大田区多摩川)がやはり矢口渡駅前でずが、中華sobaいそべとは反対側にあります。
醤油、濃厚味噌、塩のらーめんに合計14種類のトッピングのバリエーションを提供しています。
昨今のトレンドである豚骨系では、ラーメン道楽環八矢口渡店(大田区多摩川)があります。
コシのある玉子麺と作り置きしないフレッシュでクリーミーな濃厚スープの店です。
環状八号線を挟んでその向かい側には、ラーメンビッグ(大田区多摩川)があります。
このお店は回転が早いですね。いつもたくさんお客さんがいます。
そして、その隣りにあるのは、茹でたてまる美そばうどん(大田区多摩川)です。
何と、朝5時から営業ですよ。そば(うどん)とごはんとおかずと小鉢を提供する定食、多彩なトッピングなどバリエーションも豊かです。
ということで、リアル東矢口に限定すると少ないのですが、少し範囲を広げて環状八号線まで伸ばすと、美味しいお店がたくさんあります。
ドライバーの需要もあるのでしょうね。
ただ、いずれも今回お伺いした廣栄屋とまるかぶりするお店はないので、それぞれ共存共栄できそうですね。
地元の皆さんは、どこかご贔屓のお店はありますか。
以上、廣栄屋(大田区東矢口)は、地元蓮沼ではおなじみの創業100年を迎えた日本そば屋店。老舗ですが気取らず大衆的メニューを提供、でした。
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