グランデュオ蒲田といえばJR蒲田駅の駅ビルです。その西館1階に、御座候という和菓子店があります。地方によって様々な呼び方がありますが、小麦粉で作った皮と北海道産小豆によるつぶあんは和菓子の王道。その他、あんこやよもぎなども販売しています。
グランデュオというブランドのデパートは、1997年に、JR東日本、阪急百貨店、ルミネの3社出資により設立された、ジェイアール東日本商業開発株式会社が運営しています。
英語で「素敵な」という意味のGRANDと、ドイツ語の「二重奏」という意味のDUOの造語で、顧客と社員、駅ビルと百貨店の複合業態、地域と店の共存共栄という3つの意味がこめられているそうです。
ただ、「蒲田駅ビル」としての歴史はもっと古く、1961年に蒲田振興株式会社が設立され、『蒲田駅ビル・パリオ』が、当時の国鉄蒲田駅東口にできました。
今から55年も前の話です。
1970年には西口に『サンカマタ』ができて、東口と西口に駅ビルができました。
その後、19997年に、ジェイアール東日本商業開発株式会社が、蒲田振興株式会社改め蒲田ステーションビル株式会社を吸収合併。
パリオ・サンカマタが閉店し、2008年からグランデュオ蒲田として生まれ変わり今日に至るわけです。
その間、館内のテナントもだいぶかわりましたが、現在、西館1階で繁盛しているお店が、御座候というお店です。
御座候(ござそうろう)というのは、姫路に本社がある、あんこ(つぶあん、こしあん)や、主にあんこを使った和菓子の製販一体の会社です。
同店で販売しているのも、店名と同じ『御座候』。
その場で焼いて売っています。
具体的には、北海道十勝産の「赤あん」と「白あん」の入った御座候(商品名)を売っています。
ところで、御座候(商品名)と書きましたが、具体的にどんなものかというと、これが地方によって呼び方がかわります。
今川焼き、大判焼き、回転焼き、二重焼き、黄金焼き、じまん焼き……。
原材料や作り方は同じですが、それぞれ独特の意味や普及の背景があるのかもしれません。
wikiには、こう書かれています。
今川焼き(いまがわやき)は、焼き菓子のひとつ。後述する語源から明らかなとおり、元来は東京周辺での呼称であり、全国的には大判焼き(おおばんやき)と呼ぶ地域が多い。地域によっては二重焼き・太閤焼き・甘太郎焼・義士焼き・小判焼き・回転焼き・回転饅頭・太鼓焼き・きんつば・太鼓饅頭・夫婦まんじゅう(フーマン)・おやき(長野県のおやきとは異なる)などとも呼ばれる。
ちなみに、私は小さい頃は“東京の方言”で「今川焼き」で、最近になって標準語(?)の「大判焼き」と呼ぶようになりました。
これが「赤あん」です。あんこがめいっぱいつまっています。
そして、これが「白あん」です。
御座候は、館内のお店の中では大変繁盛しているお店で、行くといつも客が列をなしています。
やはり1つ85円(税込み)という値付けもいいのでしょうね。
ほかには、あんこ単体(缶詰)や、よもぎの団子なども販売しています。
なお、グランデュオ蒲田は、店内のポイントカード(グランデュオカード)を廃止して、新たにJR東日本共通ポイントの『JRE POINT』を採用しています。
そして、グランデュオ蒲田のお店は基本的に、Suicaによる支払いが可能です。
もちろん、御座候の『御座候』も、Suicaで購入できます。
JR蒲田駅は名店の数々
JR蒲田駅界隈のお店は、もうたくさんありすぎて、選別してご紹介するのも大変なので、これまでご紹介した記事について、順に振り返っていきたいと思います。
ラーメンチェーン店人気3位のお店として、『餃子の王将』をご紹介しました。
同店は、JR蒲田駅東口の京急バスのりば通りに面しています。
やよい軒蒲田店の、コスパ抜群の肉野菜炒め定食は圧巻でしたね。
お弁当作りのノウハウが生きています。
和鉄の、濃厚でもさっぱり味の中華そばは忘れられません。
ダブルスープで濃厚ながらもさっぱり味の中華そば、ミニチャーシュー丼無料サービスが好評です。
濃厚武蔵つけ麺1キロとダブルスープらー麺の、麺屋武蔵蒲田店も甲乙つけがたい。
つけ麺は、特盛りが最大で1キロ(茹で上がり2キロ)のデカ盛りを提供しています。
そして、東口駅前ロータリーのすぐ近くには、薄皮餃子専門渋谷餃子蒲田店があります。
渋谷餃子は名前通り、渋谷のセンター街の奥にある、餃子もニラ・にんにく入りと、両方無しを選べる完璧選択肢の焼餃子がご自慢メニューの店です。
JR蒲田駅西口をでて、駅前のサンライズ商店街を出たところには、麺処直久蒲田店があります。
昔ながらの鶏ガララーメンが魅力です。
こうした名店の数々のひとつに数えられるのが、御座候なのです。
ぴあ蒲田大森食本 (ぴあMOOK) –
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