嘉永元年(1848)創業の和菓子店「志ら井」(東京都大田区南蒲田)は、大田区産業プラザPiO隣りにある「本物の大福」でおなじみ

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嘉永元年(1848)創業の和菓子店「志ら井」(東京都大田区南蒲田)は、大田区産業プラザPiO隣りにある「本物の大福」でおなじみ

嘉永元年(1848)創業の和菓子店「志ら井」(東京都大田区南蒲田)は、大田区産業プラザPiO隣りにある「本物の大福」でおなじみの老舗です。コシヒカリを自家製粉した米粉と北海道産のあずきを使用した「本物の大福」はネットでも評判です。

前回、七辻をご紹介したときに、帰りに大田区産業プラザPiOを通り、「本物の大福」を買おうと思ったのに変えなかった話を書きました。

七辻(東京都大田区)は、大田区の不思議な七差路。自転車や車、歩行者がひっきりなしに通り道の数が多すぎて信号機もつけられない
七辻(東京都大田区)は、大田区の不思議な七差路。自転車や車、歩行者がひっきりなしに通り、道の数が多すぎて信号機もつけられないそうです。それなのに、自然と人が譲り合うため「日本一ゆずり合いモデル交差点」の看板があがっています。

「志ら井」の開店時間は朝9時。

この日は午前10時半に行ってみました。

志ら井

志ら井

が、10時50分の時点ではまだ大福には「準備中」の貼り紙が。

「いま作ってます。あと10分くらいでできますよ」と言われたので、11時半に再訪して購入しました。

時間がたつと固くなってしまうからか、商品の包みに「本日中にお召し上がりください」の紙が貼られたうえに、買うときに「今日中ですね」と念押しされました。


通常、大福はもち米を粉にした餅粉が使われることが多いのですが、志ら井の大福はコシヒカリを自家製粉した米粉を使用。

本物の大福

二口で食べてしまえるくらいの小ぶりの大福で、食べてみるとふんわりと驚くほどの柔らかさ。

粘りはそれほどなく、さっぱりとした味です。

中のつぶあんは、北海道産のあずきを使っているとのこと。

本物の大福の中身

こちらもあっさりした甘みで、毎日食べても飽きない大福といえます。

同店の人気商品、だんごもコシヒカリの米粉を使用しています。

もちろん、柏餅や道明寺といった季節の和菓子から、まんじゅう、かのこ、羊羹などの和菓子、新潟産こがねもちのお赤飯、いなりやのり巻きまで買うことができます。

価格も本物の大福は150円、柏餅は200円、赤飯300円、いなり95円、のり巻き90円と、子どものお小遣いで買える金額です。

老舗なのに気取っておらず、毎日気軽に買える普段遣いの商品が揃っている貴重な和菓子店。

夕方にはほとんど商品が残っていないのも納得できます。

「本物」である理由

「志ら井」は、江戸後期の1848(嘉永元)年に創業されたそうです。

まさに老舗和菓子店です。

このお店の名物は、早朝に蒸した餅米から作る大福で、そのこだわりが「本物」の味わいを生み出しています。

以下は、「志ら井」の「本物の大福」についての特徴です。

  1. 材料と製法
    1. 米粉
    2. 「志ら井」では、コシヒカリをお店でひいて、米粉にしています。この自家製粉した米粉を使って大福を作っています。完全無添加で保存料も使用していないため、日持ちはしませんが、その分「本物」の味わいを楽しめます。

    3. 餡は甘さ控えめで、もちもちとした食感があります。自家製の餡を使用しているため、風味も豊かです。

  • 価格と場所
    1. 価格
    2. 1個あたり150円。

    3. 場所
    4. 東京都大田区南蒲田にあり、京急蒲田駅から徒歩約165メートルの場所にあります。

    いささか旧聞ですが、2年前には、食品クチコミサイト、もぐナビ編集部が、投稿されたデータを基に、「フルーツ大福から王道系まで♪『大福』」の最新・注目度ランキング」を作成しています。


    それによると、

    第1位:『シャトレーゼ 粗搗き大福』
    第2位:『菓心堂 葛饅頭と抹茶水大福』
    第3位:『あわしま堂 白桃大福』

    になっています。

    いずれも、白い皮に小豆餡というオーソドックスなものではないですね。

    もちろん、こうした新作もいいのですが、新作が増えればふえるほど、もとのものが再評価される、ということもあるかもしれません。

    本物の大福が、注目されるわけです。

    京急蒲タコハイ駅プロジェクト

    京急蒲タコハイ駅

    2024年5月18日~6月16日までの期間、蒲田エリアを盛り上げるために「京急蒲タコハイ駅プロジェクト」が実施されています。

    1. 駅名変更
    ……期間中、京急蒲田駅は「京急蒲タコハイ駅」と改称されています。この名前は、蒲田の愛されグルメ「タコハイ」とのコラボレーションを意味しています。

    2. 酒場イベント
    ……5月18日(土)、19日(日)、6月8日(土)、9日(日)の4日間、京急蒲田駅2番線ホーム(3階)で「京急蒲タコハイ駅酒場」が開催されています。
    ……餃子とタコハイを提供し、ホーム上の酒場および停車中の列車の中で飲食を楽しむことができます。

    3. ポスターからのクーポン
    ……京急蒲田駅周辺店舗では、ポスターに掲出されている二次元コードからアクセスすると、「蒲タコハイ祭」参加店舗で使えるタコハイ1杯半額クーポンがもらえます。

    4. 田中みな実さんのアナウンス
    ……田中みな実さんによる駅ホームのアナウンスも行われています。

    お近くの方は、話の種に行かれてみてはいかがですか。

    以上、嘉永元年(1848)創業の和菓子店「志ら井」(東京都大田区南蒲田)は、大田区産業プラザPiO隣りにある「本物の大福」でおなじみ、でした。

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