東栄軒(大田区田園調布本町)は、中原街道と環八通りが交わる田園調布警察前交差点すぐの住宅街にある地域に根ざした町中華

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東栄軒(大田区田園調布本町)は、中原街道と環八通りが交わる田園調布警察前交差点すぐの住宅街にある地域に根ざした町中華

東栄軒(大田区田園調布本町)は、中原街道と環八通りが交わる田園調布警察前交差点すぐの住宅街にある地域に根ざした町中華の店です。麺類、定食、御飯、御料理と数多いメニユーを提供。庶民的な味付けとリーズナブルな価格で地元の人に親しまれています。

東栄軒は、アラウンド田園調布の町中華です。

昭和の佇まいと、多彩でかつリーズナブルなメニュー、そして「普通が美味しい」タンメンを標榜しています。

普通が美味しい

「普通が美味しい」というのは、体裁や味付けが「普通」であり、それは今風に言うと「普通に美味しい」ということなのだと思います。

タレント文化人を気取る松尾貴史さんは、「普通に美味しい」という表現を批判するコラムをある新聞に書いていました。

「おいしい」なら、「おいしい」とだけ言えばいいだろうと。

私は、そうかな、と思いました。。

美味しさにもいろいろありますから、私は特におかしい表現とは思いません。

だって、「すごくおいしい」とか、「まあまあおいしい」とか、いいますよね。

「普通に美味しい」と「すごく美味しい」では、「すごくおいしい」方が上なんだろうなと思いますが、その基準は人それぞれの主観でかまわないと思います。

いずれにしろ、いつもビフテキばかりの「すごくおいしい」ものばかりというわけにもいきませんが、「普通に美味しい」町中華なら、財布にも優しく毎日食べても飽きません。

住宅街で地域に根ざした町中華

いちばん近いのは、東急池上線御嶽山駅から環八側に下車。

御嶽神社を通って環八に出ると、中原街道外回りを進み、オーケーストア田園調布店が角地にあるのでそこを左折。

2分ほど歩くと到着します。

東栄軒

ゆっくり目で徒歩10分ぐらいです。

東急多摩川線ですと、沼部と多摩川どちらも徒歩12~3分です。

つまり、駅前というわけではないのですが、逆に言えば住宅街にあるので競争も少なく、地域に根ざした町中華として親しまれているわけです。

赤いテント屋根に、赤いのれん。

蝋細工のウインドウも町中華の要件です。

蝋細工のウインドウ

ネットでは、出前をしないような情報も一部にありますが、お店にはでまえをする旨の貼り紙があり、出前用のバイクも止まっています。

禁煙で店主もマスク装着

来店したのが12時より前だったためか、厨房は店主1人でした。

店主が注文を聞きます。

ネットの情報では、店主はマスクをしていないと書かれていましたが、マスク着用が緩和され「個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本」となっても、マスクはしていました。

そのネット情報が、店主の耳に入ったのかな。

店内は カウンター4席、テーブル8席。

BGMはなく、薄型テレビが置かれています。

卓上調味料は標準的です。

卓上調味料

餃子のタレ、胡椒、酢。

箸は割り箸です。

水はセルフ。

箸置きの横に、指洗浄液がおいてあります。

タンメン(680円)

東栄軒のタンメンです。

東栄軒のタンメン

冒頭に書いたように、店内には『普通がおいしい町中華』『普通が一番』『東栄軒特製タンメン』というポスターが貼ってあります。

店名が印刷されて入っているので、同店用に刷ったんでしょうね。

麺は「普通」の縮れ中細麺です。

スープは、清湯ではなく白濁系で、他店に比べると塩気がやや強い。

東栄軒のタンメンは白濁系

けだし、後述するように、御飯とのセットを前提としている感じです。

私も、もう御飯がいただきたくなったのですが、還暦過ぎであることを考えて我慢しましたよ(笑)

具材は、キャベツが大きめに刻まれて入っています。

にんじん、もやし、豚肉などが入っています。

多くの店では清湯系なので、ここは「普通」というよりも同店の個性を感じます。

駅前にあるわけではないのですが、タンメンをいただきたくて、わざわざ来たくなる店です。

ワンタンメン(730円)

東栄軒のワンタンメンです。

東栄軒のワンタンメン

ワンタン、チャーシューとともに、メンマがたくさん入っていますね。

わかめもトッピングされています。

麺は、やはり縮れ中細麺です。

東栄軒のワンタンメンは縮れ中細麺

こちらは、妻がいただいたのですが、曰く「普通に美味しい」。

こちらも町中華の掟を守っています(笑)

スープは醤油味です。

スープは醤油味

ほどよく油も浮いています。

こちらも、ご飯を付けたいですね。

ギョーザ(480円)

東栄軒のギョーザ(5個)です。

東栄軒のギョーザ(5個)

これまた、「普通」の町中華餃子の体裁です。

サイズが大きいとか、皮を薄くとか、肉汁たっぷりとか、新興の店のようなオリジナリティは採用せず、普通の大きさで、ニラとにんにくが効いています。

もちろん、そうした餃子も魅力的ですが、町中華でこういう普通のギョーザをいただくと、これはこれでホッとしますね。

麺類のサイドメニュー

ビールのお供に、麺類のサイドメニューに、御飯物に「もう一品」ほしいときに、ちょうどいいと思います。

メニュー

東栄軒のメニューです。

価格は税込みで、2023年3月31日現在のものです。

半チャーハン+ラーメン930円、タンメン+半ライス780円などののセットメニューが押しです。

麺類の部

ハーフラーメン 480円
ラーメン580円
ワンタン630円
もやしソバ680円
タンメン680円
ミソラーメン680円
担々メン680円
ワンタンメン730円
マーボラーメン730円
東栄軒メン730円
チャンポンメン780円
さんらーたんめん780円
上ヤキソバ 830円
カタヤキソバ830円
チャーシューメン830円
五目ソバ830円
エピソバ930円
五目ヤキソバ930円
エビヤキソバ1030円

定食の部

マーボドーフ定食730円
肉野菜炒め定食 780円
レバニラ炒め定食830円
ニラ玉炒め定食 880円
鳥カラ揚げ定食 880円
肉ミソ炒め定食 880円
しょうが焼肉定食 930円
朝鮮焼肉定食 980円

御飯の部

半チャーハン630円
カレーライス680円
チャーハン730円
中華丼780円
豚肉スタミナ丼780円
五目チャーハン830円
エビチャーハン 930円
大盛りライス320円
ライス (みそ汁付)270円
ライス220円
半ライス170円

御料理の部

シュウマイ (5個) 420円
春巻(2本)420円
ギョーザ(5個)480円
マーボドーフ630円
肉野菜炒め680円
レバニラ炒め730円
ニラ玉炒め780円
鳥から揚げ780円
肉みそ炒め780円
しょうが焼肉830円
朝鮮燒肉880円

スープの部

玉子スープ370円
野菜スープ420円
五目スープ530円

麺類 競馬の大盛りは100円増し、大盛り200円増し、超チャーシューは200円増しです。

11時~19時45分 (14時半~17時準備中)

水曜午後の部休み 木曜日です。

中華料理と中国料理、完全比較

私たちは普段、町中華とか、中華料理(店)とかいいますが、横浜中華街のお店の料理と比べると、決してメニューも料理の仕方も味付けも同じではありません。

では、中華料理と中国料理というのは、具体的にどう違うのでしょうか。

東京・町中華ガイドブック2023 東京『町中華』探検隊がゆく!(東京都中華料理生活衛生同業組合)から抜粋してご紹介します。

まず、中華料理店は、「中国料理を日本人向けにアレンジして創作された料理を提供する店」です。

  • 小規模なお店が多い
  • 店舗の主人が調理を担当
  • 炒飯、餃子、ラーメンなどが中心メニュー
  • 庶民的で安価な料理を提供
  • テーブルは四角い4人掛けがベース

などとなっています。

一方、中国料理店は、「基本的に中国の料理をそのまま、またはアレンジして提供しているお店」です。

  • 大規模なお店が多い
  • 中国の一流シェフが腕を振るうお店も
  • フカヒレ、北京ダック、小籠包などの単品料理がメイン
  • 比較的高価な料理を提供
  • 円卓テーブルを使用するお店が多い

などとなっています。

ただ、最近は飲食店業界も競争が厳しいので、町中華でありながら、中国料理店が扱い単品料理をメニューに加えたり、基本は中国料理店でありながら、ランチに中華料理を提供したりする場合もあります。

つまり、すべての店がそうだというわけではありませんが、はっきりとした境界線ではなくなりつつあります。

ということで、ちょうど桜の花見の季節ですし、多摩川台公園桜坂に来られた際には、町中華の東栄軒に寄られてはいかがでしょうか。

以上、東栄軒(大田区田園調布本町)は、中原街道と環八通りが交わる田園調布警察前交差点すぐの住宅街にある地域に根ざした町中華、でした。

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