東調布公園(大田区南雪谷)は児童交通公園のほか園内には川が流れ野球場やプールなどを併設した総合スポーツ・遊技場

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東調布公園(大田区南雪谷)は児童交通公園のほか園内には川が流れ野球場やプールなどを併設した総合スポーツ・遊技場

東調布公園(大田区南雪谷)は緑に囲まれたスポーツと憩いの区立公園です。大田区内に5園ある交通公園のひとつでもあります。貸自転車や三輪車を走らせる児童交通公園のほか、園内には川が流れ、野球場、プールなどを併設した総合スポーツ・遊技場です。

児童交通公園と東調布公園

大田区の児童交通公園は5園

大田区に、児童交通公園は5園あります。

児童交通公園とは、幼児や児童が交通関連の施設や交通遊具を利用できる公園です。

自転車や三輪車などを無料で貸し出し、信号や横断歩道の設置されている園内のコースを走ります。

まるで、自動車教習所の教習コースのようです。

乗り物を楽しみながら、一般道路のルールやふるまいも覚えられるというわけです。

5園は具体的に、萩中公園内の萩中児童交通公園、森ヶ崎交通公園、大森西交通公園、入新井西児童交通公園、そして、今回の東調布公園内の東調布児童交通公園です。

つまり、交通公園には、単独の児童交通公園と、他の施設も含めた総合公園内に設置している場合があります。

萩中児童交通公園と、今回の東調布児童交通公園は後者にあたります。

東急池上線御嶽山駅を東側に下車して8分

東急池上線御嶽山駅を東側に下車して8分歩きます。

御嶽山駅

最初の四つ角を右折。そのまま800メートル歩き、変則の四つ角を左折。

道なりに進んで最初の四つ角を右折すると間もなく南西側の入口につきます。

東調布公園

そこからは、蒸気機関車のD51が見えます。

東調布公園のあゆみ

大田区のリリースによりますと

クリックしてhigashichoufu_pamphlet.pdfにアクセス

東調布公園の広さは、何と25000平方メートルもあるそうです。

東京都が、1960年(昭和35年)に工事費3000万円をかけて完成。

1964年(昭和39年)に、大田区は交通事故の絶滅を期して、大田区立東調布公園として開園しました。

当初は野球場2面、自由広場、児童遊園などの施設でスタート。

野球場

その後は、児童交通公園(1966年7月)、夜の設備もある水泳場(1969年)、D-51-428蒸気機関車(1972年8月)、野球場ナイター施設(1972年9月)、湧水を利用した流れる川(1979年)、野球場観覧席設置(1987年3月)、機関車駅前広場改修工事(1993年3月)、児童公園改修工事(1996年9月)など設備を順々に整えていきました。

東調布公園の施設

東調布児童交通公園

道路・交差点・信号機・道路標識を揃えたコースに、無料で貸し出される自転車・補助付自転車・ゴーカートなどを走らせながら、交通に関するルールを知ることをできるのが、東調布児童交通公園です。

東調布児童交通公園

東調布児童交通公園のコースは、大きく8の字を描いています。

外から持ち込んだ乗りものは利用できません。

8の字の交わる箇所には、信号機が設置されています。

東調布児童公園の信号機

コースの途中には踏切もあります。ただし、本物の動く電車というわけにはいかず、遊具の汽車が横にあります。

D-51-428蒸気機関車

東調布児童交通公園には、D-51-428蒸気機関車も置かれています。

D-51-428蒸気機関車

説明板によると、製造年月日は1940年(昭和15年)9月10日。

D-51-428蒸気機関車説明板

製造書は、日本車輌製造株式会社。

青森→仙台長町→新庄→秋田→岡山新見と、32年余の間、貨物の運搬、もしくは伯備線で三重連を引く等の活躍をしました。

D-51-428蒸気機関車の総走行距離は、2145187.9Km。

この数字は、地球を約54週、月まで3往復したことになるそうです。

D-51-428蒸気機関車は、愛称『デゴイチ』の名で親しまれ、1936年(昭和11年)に誕生した大型貨物蒸気機関車です。

1945年(昭和20年)までに1115両も製造された日本の代表的な蒸気機関車と説明されています。

車輌は静態保存で、私が見た時期には運転席に入ることもできましたが、時期によっては施錠されているようです。

D-51-428蒸気機関車の中

保存状態は、外側にサビは見られるものの、ライト、ナンバープレート、煙室扉ハンドルなどもきちんと保持されています。

ただ、やはり心無い人がいるようで、「お願い 皆さん!たいせつにして下さい。」と赤字で呼びかけられています。

さらに、児童交通公園の中には消防車があり、自由に乗ることができます。

消防車

ただ廃用自動車を置いただけに見えるかもしれませんが、開閉時の危険があるドアなど危ないものは取り除き、普段乗ることが出来ない消防車を触ったり、運転席に座ったりできる「遊具」として有効活用しています。

幼児用には、船をモチーフにした遊具もあります。

湧水を利用した流れる川

東調布公園には、児童交通公園の脇に湧水を利用した流れる小川があります。

湧水を利用した流れる小川

規模は大きくありませんが、水遊びは幼児や児童にとった楽しいものです。

アスレチックや、長めの滑り台、さくらの広場などもあります。

アスレチック

東調布公園プール

東調布公園プールは屋内と屋外とがあります。

屋内は、25mプールにとともに、90平方メートルもの子ども用プールを備えています。

屋外は夏期のみのオープンですが、50mプール、幼児用プール、全長34mの2本のウォータースライダーも設置されています。

萩中、平和島と並んで、東調布のプールは大田区立三大屋外プールといっていいでしょう。

プールでは様々な教室も開催されています。

水泳教室は、ウォーキング&スイム、幼児水泳教室、小学生水泳教室 1・2・3年生コース、小学生水泳教室 4・5・6年生コース、水中運動教室、アクアビクス、はつらつ水泳教室、小学生水泳教室中級、短期水泳教室、ボードDEエクササイズ、幼児体育初級、親子リトミック教室(1・2歳児クラス)、親子リトミック教室(2・3歳児クラス)、幼児体育教室、小学生体育教室、親子体操教室などがあります。

東調布公園界隈のスポット

東調布公園は、東急池上線御嶽山駅の東側をおりますが、西口を下車して駅前商店街を2分歩くと、イオンの隣にある御嶽神社にたどりつきます。

御嶽神社(大田区北嶺町)は標高3067mの霊峰“木曽のおんたけ山”関東第一分霊社として江戸時代から鎮座していた神社
御嶽神社といえば、東急池上線御嶽山駅から徒歩2分。駅前商店街にあるパワースポットとして地元ではおなじみです。御嶽山という駅名も、御嶽山神社から命名したもの。では、その「御嶽山」というのはどこからきているかといえば、長野県と岐阜県の県境に位置する「木曽の御嶽山」です。

大田区きってのパワースポットとして地元ではおなじみです。

以上、東調布公園(大田区南雪谷)は児童交通公園のほか園内には川が流れ野球場やプールなどを併設した総合スポーツ・遊技場、でした。

こんな公園がほしい―住民がつくる公共空間
こんな公園がほしい―住民がつくる公共空間

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