渋谷餃子といえば、渋谷の餃子です。それが大田区蒲田に進出してきました。いささか古い話なのですが、2017年1月27日に、薄皮餃子専門渋谷餃子蒲田店に行ってきました。あれから5ヶ月たっているので多少事情は変わったかもしれませんが、当時のレポです。
渋谷餃子本店は、渋谷のセンター街の奥にある、天下一品渋谷店の入ったビルの脇に餃子ランチの看板があります。
餃子もニラ・にんにく入りと、両方無しを選べる完璧選択肢の焼餃子がご自慢メニューです。
食べ物レビュー関連のサイトでも、渋谷では上位に登場する名店です。
その渋谷餃子が、大田区にやってきました。
文字通り、渋谷で人気の餃子店が、大田区蒲田に進出したものです。
『薄皮餃子専門 渋谷餃子 蒲田店』の場所は、JR蒲田駅東口ロータリーを渡ってすぐのところにあります。
薄皮餃子専門渋谷餃子の『売り』は、3点あります。
1.午前4時まであいていること
2.ニンニクやニラを使った古典的な特製餡(抜きも選べる)は肉汁がジュワー
3.独自開発の薄皮
1は営業時間ですが、2と3は製法についてです。
これを、薄皮餃子専門渋谷餃子蒲田店の場合、ランチタイムのワンコイン餃子定食で味わうことが出来るというので、ちょっと行ってみました。
行った時は、お客さんをさばききれなくて、随分待たせていたようです。
私が行くと、席につくかいなかというときに、いきなり注文を聞いてきました。
美味しそうなメニューはいろいろあったのです
初めての店なので、メニューをゆっくり見たかったのですが。
いくら回転の早いランチ時でも、メニューを選択させる主導権を奪ってはいけません。
しかたないので、「ワンコイン餃子定食」を注文しましたが、注文し終わってから、他にもいろいろあることに気づいて、ちょっと後悔しました。
そして、出来上がったワンコイン餃子定食です。
ネットで見たものより、若干焦げが強い感じがします。
食べても、正直なところ、「肉汁がジュワー」とはなりませんでした。
これですと、個人的な好みとしては、バーミヤンの餃子のほうが上です。
バーミヤンの餃子は、皮が厚め。
タレを付けなくても味がついていて、ひと噛みすると肉汁が飛び出すので有名です。
急いで作ろうと、火を強くしたため、外側が焦げているわりに、中まで熱が通らなかったのかもしれません。
具材は悪くないようなので、ちょっと残念でした。
結論として、まだ店の運営がこなれていない感じがしました。
たぶん、どのくらいのお客さんが来て、そのためには、どのくらいのペースで作業するかが、まだわかっていないのだと思います。
大田区内で開業する飲食店は、毎月50店舗ほどといわれています(食べログより)
ということは、一方でそれに近い数が閉店・廃業しているのでしょう。
他の地域に比べても、この新陳代謝は「活発」な方だと思いますが、せっかくお店を始めたのですから、ぜひ栄えていただきたいものです。
JR蒲田駅東口は和鉄や麺屋武蔵などがある激戦区
JR蒲田駅東口は、飲食店の激戦地です。
これまでご紹介したところでは、関東地区を中心に進出しているラーメンチェーン店、和鉄があります。
ランチタイムに行けば、麺大盛りの上に、ミニチャーシュー丼まで通常料金で、食べることが出来ることをご紹介しましたが、なかなかこれを凌駕するメニューはないと思います。
そして、つけ麺とらー麺で新しい時代を切り開いた、麺屋武蔵もご紹介しました。
麺屋武蔵は、武蔵らー麺は1100円、武蔵つけ麺も1100円と、値段は薄皮餃子専門渋谷餃子蒲田店のワンコインランチ定食に比べて倍以上です。
それでも、持ち合わせがワイコインしかない場合や、お腹の余裕がそれほどでもない(要するに重いものをたらふく食べるほどではない)場合でなければ、どちらかといえば、麺屋武蔵を選んでしまうかもしれません。
少し離れていますが、東急池上線池上駅の駅前商店街に、羽根付き餃子を売り物にするニーハオ池上店があることを先日ご紹介しました。
ニーハオ池上店は、薄皮餃子専門渋谷餃子蒲田店よりも200円高いのですが、餃子は2人前で、ご飯の量も多めでした。
薄皮餃子専門渋谷餃子蒲田店も、「ワンコイン」というだけでなく、たとえば量をもう少し増やして、お客に満足してもらうなど、もう少し売り物を増やしたほうがいいかもしれません。
安いことは大切ですが、コスパの高いものを消費者は求めているかもしれません。
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