穴守稲荷神社(大田区羽田)の献灯祭が、2022年08月26日~08月27日にかけて行われました。コロナ禍でも賑わいを見せていました。京急電鉄、地元企業・商店、地域住民など、多くの人や団体から奉納された行灯が境内狭しと飾られていました。
穴守稲荷神社は、京急羽田空港線穴守稲荷駅にある稲荷神社です。
豊受姫命をお祀りしています。
羽田といえば、羽田空港とともに以前は漁業の街。
さらに、京浜工業地帯の中核でもあります。
そして、東京湾に面する汽水域。
『堤防の鎮守』という由緒から、空港工事の安全祈願はもとより、航空安全・旅行安全、商売繁盛などの信仰も得ている稲荷神社です。
アクセス
令和4年8月の祭典
ご参列を希望される方は、10分前迄にお越しください。
26日(金)・27日(土)執行の献灯祭行灯は、どなた様でもご奉納頂けます。ご希望の方は、当社HP受付フォーム・社務所・お問い合わせメール等でお申込くださいませ。 pic.twitter.com/cm3Q5PrUaw— 東京羽田のあなもりさん 穴守稲荷神社【公式】 (@anamoriofficial) July 30, 2022
ご紹介するまでもなく、穴守稲荷神社といえば、最寄りの駅は京急羽田空港線穴守稲荷駅。
駅舎を出たところにも鳥居が立っています。
鳥居をくぐり、2分ほど歩くと到着。
献灯祭
穴守稲荷神社にとっては恒例の行事です。
毎年8月下旬の金・土曜日に開催。
灯明に願いを託し、諸願の成就を祝う催事です。
境内を千基近い行灯が埋め尽くし、多くの参拝客で賑わいます。
当日は、18時~21時開催なのですが、まだ18時ですと明るくて、行灯のあかりは入っていませんでした。
それでも、はやくからコロナ禍なのに賑わいを見せていました。
京急電鉄、地元企業・商店、地域住民など、多くの人や団体から奉納された行灯が境内狭しと飾られていました。
ただ、コロナ禍のために、例年行われる輪踊り、いなり市などは中止とのことです。
ただいま行灯設営中です!#穴守稲荷神社#献灯祭#穴守稲荷献灯祭 https://t.co/rYcRwIEN3T pic.twitter.com/lkExEExZB6
— 穴守稲荷のコンちゃん??【公式】 (@KK14_kon_chan) August 26, 2022
穴守稲荷神社の献灯祭だつたの pic.twitter.com/l6ervXVXS0
— 御祭禮と伝統神事の伝承 安 貴之 (@YasuTakayuki) August 27, 2022
穴守稲荷神社献灯祭
徒歩での参拝も勿論、駐輪場も沢山の自転車が。
サイクルラックも活躍してました。
ライトアップされた水琴窟??
小さなお子さんが井戸のポンプをシャカシャカ楽しそうに押していたのが見てる側からもにこにこしてしまいましたよね。 pic.twitter.com/0tENdzb6QB— けも狐??相模国????????M×4ワクチン4回済 (@kemo_mof_fox) August 27, 2022
改めて。
穴守稲荷神社さまの献灯祭。
イラストや写真を使った行灯に、蝋燭を参拝者が入れられるというものでした(自分のものに自分で入れることももちろんできる)。
自分も来年は奉納してみたいな、とか。 pic.twitter.com/U38wFp47Rw
— 今泉いづみ (@imaizumi_ismix) August 26, 2022
個人でも奉納できるんですね。
地元、というわけではないのですが、よく参拝に伺うので、来年は奉納しようと思いました。
稲荷神とは2柱ある
神社は、祀る神様によって大きく4種類に分けられます。
具体的には、
- 記紀の神々
- 土着の神々
- 習合神
- 人格神
『古事記』や『日本書紀』に記載されている、神話の登場人物です。
天之常立神(アメノトコタチノカミ)や、天照大神(アマテラスオオミカミ)、須佐之男命(スサノオノミコト)、大国主神(オオクニヌシノカミ)などがそうです。
その土地で、独自に信仰されてきた神を祀っているところです。
天地降臨の際、道案内をした猿田毘古神(サルタヒコノカミ)は、伊勢地方の土着の神、すなわち地主神とされています。
インドや中国からやってきた、神や仏などが日本の神と同一視されたのが習合神。神仏混淆(しんぶつこんこう)ともいいます。
歴史的な偉業、戦争や治世などに功績があったり、優れた文化的業績を残した「英雄・功労者」。非業の死を遂げて、死後に祟りを及ぼした御霊神(ごりょうしん)を祀ります。
豊臣秀吉の豊国神社、徳川家康の日光東照宮、菅原道真公の天満宮などです。
といった分類ができます。
稲荷神というのは、そのうちの記紀の神々と習合神に入ると思われます。
なぜ1つにおさまらず2つに属すのか。
それは、2通りの神様が存在するからです。
稲荷神にあたる神様は、大きく2つに分けることができます。
ひとつは、『記紀の神々』である宇迦之御魂神(ウカノミタマ)をご祭神とする神道系の稲荷。
『古事記』では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と表記します。
「お稲荷さん」の愛称で親しまれている赤い鳥居と狛狐が印象的な稲荷神社は、全国におよそ3万2000社あるとされ、企業や一般家庭に祀られているものまで含めると4万社に上るともいわれています。
稲荷神社というと、私は子供の頃、行きたくても両親に止められていました。
「お稲荷さんは祟ると怖いから、かかわり合いにならない方がいい」と。
そのため、同じ大田区に在住しながら、穴守稲荷神社に参詣したのは、なんとこの世に生まれて半世紀以上たってからでした。
しかし、これは私の両親の勘違いです。
たぶん、もうひとつの稲荷神と勘違いしたのだろうと思われます。
もうひとつは、ヒンドゥー教の鬼神である荼枳尼天(だきにてん)といいます。
古代インドでのダーキニーという、もとは神通力を持って人の死期を悟り心臓を食う夜叉だったといわれます。
人の魂を食う代わりに欲望を叶えるといわれ恐れられていましたが、大黒天様の教えで福の神に昇華し、今では人々に福を授ける神様になったそうです。
日本では、ダーキニーを狐と結びつけて稲荷神と同一視されるようになりました。
そのことから開運出世、商売繁盛、福財をもたらす神様として人気を集め信仰が広まっていったといいます。
ただ、「無理難題なお願いごとでも叶えてくださいますが、願いの規模が大きければ大きいほど見返りもそれなりのものを要求される」(流光七奈さん)説がある神だそうです。
「願いと見返りの約束があれば、命をとることも辞さないほど、はっきりと目に見える結果をもたらしてくださることからそう思われるようになったと想像します」
願いごとをする際、お礼は願いの内容に見合うものを奉納し、それ以降も定期的に参拝すればご加護してもらえますが、お礼をしなかったり、不義理したりすれば、それなりの形で返ってくるといいます。
代表的なお寺は、愛知県の豊川稲荷(曹洞宗)です。
お寺に神様、というのは意外な感じがしますが、いずれにしても、自分を守ってくれる神様に対しては、お願いしっぱなしではなく、誠意ある態度が必要なんでしょうね。
以上、穴守稲荷神社(大田区羽田)の献灯祭が、2022年08月26日~08月27日にかけて行われました。コロナ禍でも賑わいを見せていました。でした。
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