羽田イノベーションシティ(大田区羽田空港)は旧羽田空港跡地にできた商業店舗・オフィスなど整備した大規模複合施設

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羽田イノベーションシティ(大田区羽田空港)は旧羽田空港跡地にできた商業店舗・オフィスなど整備した大規模複合施設

羽田イノベーションシティ(大田区羽田空港)に行ってきました。旧羽田空港跡地にできた商業・オフィスなどからなる大規模複合施設。ショッピング、グルメ、ライブイベント、研究開発施設、先端医療研究センター、コンベンション施設も整備されています。

2022年完全オープンに先駆けて一部スタート

コロナ禍のさなか、羽田イノベーションシティがオープンしました。

メディアでもそれを盛り上げようと、たとえば、2020年10月19日(月)には『じゅん散歩』(テレビ朝日)で訪れていましたね。

結論から述べると、現在は7分オープンといったところだと思います。

2022年をオープン予定として、少なくとも1/3の店舗はCOMING SOONの状態です。


おそらく、今年開催予定だった東京オリンピックに合わせて、どうしても今年オープンしたかったのかもしれません。

ただ、一部店舗はオープンしており、多摩川や羽田空港の眺望も良いので、現時点でも多くの人が訪れています。

羽田空港ができる前には3つの町があった

場所は、旧羽田空港の跡地を利用しています。

天神橋を渡って、現在の空港に向かう道沿いですから、すぐわかります。

天神橋を渡って、現在の空港に向かう道沿い

いつのまにかできたんですね。

建物の前には、『旧三町顕彰の碑』がたっています。

旧三町顕彰の碑

羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町など、海老取川を超えた、旧羽田空港のあった地域の町名です。

周囲には、3つの説明板があります。

旧三町(羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町)のなりたち

海老取川を超えた東側、現在は沖合に移転しましたが、かつての羽田空港のあるあたりに、羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町という3つの町がありました。

町民はのりの養殖など漁業を営み、町は行楽地として発展していました。

現在は大田区羽田5丁目にある穴守稲荷神社も、実は羽田穴守町にあったのです。

戦争と旧三町の強制退去

羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町などの、かつての町が消滅した経緯も説明されています。

海老取川を超えたかつての羽田空港の場所は、以前は人が生活する町として賑わいを見せていました。

それが、1933年に開港した東京飛行場が拡張されることになり、羽田穴守町の運動場やプールが廃止されたそうです。

戦争の激化は空襲で3町の大部分を焼き、ポツダム宣言受諾後は連合国軍によって接収。

海老取川以東の3町住民3000人は48時間以内の退去命令を受けて、事実上消滅しました。

その地は羽田空港になったわけです。

羽田空港の歴史と発展

さらに、羽田空港の歴史と発展について説明されています。

この地に空港ができることになったのは、1916年に日本飛行学校と飛行製作所が設立されたことがきっかけだそうです。

1933年には東京飛行場が開港され、民間飛行場としてい使われましたが、1941年に太平洋戦争が始まると、軍の基地としても利用されるようになりました。

戦後は、連合国軍によって接収され、ハネダ・エアベースが建設。それが1952年に一部、1958年に全部が日本に返還され、羽田空港となりました。

飲食店や足湯などが賑わう

飲食店や足湯などが賑わう

羽田イノベーションが現在オープンしているのは、飲食店の一部と娯楽施設です。

たとえば、飲食店関連では、デイリーヤマザキ、春茶 harucha、Creadisce、HANEDA SKY BREWING、さとむすび、春香園、とんかつ檍、羽田昔ばなし横丁、コングレスクエア羽田、京急 EXイン 羽田イノベーションシティなどが開店しています。

春香園

メディアが紹介しているのが、屋上階の足湯スカイデッキです。

屋上階の足湯スカイデッキ

ここは誰でも無料で入場できます。

エレベーターにも「足湯」と表示されています。

エレベーターにも「足湯」

足湯からは、旧飛行場の跡地、沖合いに見える現在の東京国際空港、さらに多摩川も一望できます。

足湯

足湯

利用時間は5時30分~23時30分までです。

とにかく施設全体、どこでも眺望がいいので、開放的な気持ちになります。

現在、空いているところの店舗もオープンすると、さらに人が増えるのかもしれませんが、できれば今ぐらいの入場者数ですとありがたいですね。

羽田イノベーションシティのアクセス

羽田イノベーションシティは、京急羽田空港線、京急バス(蒲73など)、モノレールなどの天空橋駅から70mですから、当然最寄り駅は天空橋になります。

天空橋

ただ、個人的には、もし散策の時間的体力的余裕があるのなら、京急羽田空港線のひとつ手前の駅、穴守稲荷駅から下車して歩かれることをご提案します。

穴守稲荷駅

ひとつは、穴守稲荷駅で下車することで、羽田や羽田旭町のスポットに寄り道できるからです。

たとえば、穴守稲荷神社です。

羽田~萩中地域にわたって、羽田七福いなりめぐりという散策コースがありますが、その到達点が穴守稲荷神社です。

穴守稲荷神社には千本鳥居をくぐった先に奥之宮があり、その向こうに福を招く「神砂」と砂をいれる袋が納められており、昨今スポットとしてネットでも話題になっています。

穴守稲荷を連想できる商品を提供している和菓子店、磯崎家もあります。

磯崎家(大田区羽田)は羽田太鼓(どら焼き)や穴守の鈴は(一口もなか)など羽田や穴守稲荷をイメージする和菓子販売
磯崎家という和菓子屋さんは、穴守稲荷とともに連想できる大田区有数の名店です。「穴守ふれあい通り」という京急羽田空港線穴守稲荷駅前商店街にあり、羽田太鼓・穴守の鈴など、文字通り羽田や穴守稲荷をイメージするオリジナル和菓子を販売しています。

デカ盛りがネットでもしばしば話題になるずうもおすすめしたい店です。

ずう(大田区羽田)は喫茶&軽食の店ながら大盛りナポリタンなどメニューがすべて盛りが良く麺類はサラダか味噌汁つき
ずう。動物園のような名前ですが、京急羽田空港線穴守稲荷駅前商店街(穴守ふれあい通り)にある喫茶&軽食の店です。一部のラーメン店で流行するデカ盛りとは違うのですが、とにかくメニューがすべて盛りが良いので最近はネットで知って来店する人も増えています。

駅の北側にある環状八号線(環八)を超えたところには、先日もご紹介した羽田クロノゲートもあります。

羽田クロノゲートは陸・海・空のスピード輸送ネットワークと付加価値機能を一体化した日本最大級の物流ターミナル
羽田クロノゲート(大田区羽田旭町)に行ってきました。「羽田」の立地を活かした陸・海・空の「スピード輸送ネットワーク」と、高度な「付加価値機能」を一体化した日本最大級の物流ターミナルとしてヤマト運輸のヤマトロジスティクスが運営しています。

天空橋を渡ると、京急天空橋駅になりますが、駅間は徒歩にして10分程度です。

もうひとつは、細かい話ですが、京急蒲田から乗車した場合、穴守稲荷までが140円、天空橋は160円になり、散歩ができて20円節約できるというわけです。

というわけで、完全オープンの2022年にはまた訪問して記事にしたいと思います。

以上、羽田イノベーションシティ(大田区羽田空港)は旧羽田空港跡地にできた商業店舗・オフィスなど整備した大規模複合施設、でした。

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