華栄(大田区東矢口)は大田区の伝統産業だった海苔を使った新しい名物・のり春巻きを提供している安方商店街にある店

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華栄(大田区東矢口)は大田区の伝統産業だった海苔を使った新しい名物・のり春巻きを提供している安方商店街にある店

華栄(大田区東矢口)に行ってきました。東急多摩川線矢口渡駅を下車して、環状八号線を渡ったところにある安方商店街のお店です。商店街の活性化のために、大田区の伝統産業だった海苔を使った新しい名物をとのことで、華栄はのり春巻きを提供しています。

華栄の代表メニュー

ご飯、麺、日替わりランチと豊富なメニュー

華栄は、安方商店街を入って3分ほどのところにあります。

華栄

店名の由来はわかりませんが、「華栄の丘」という、小国・宋の名宰相、華元の小説がありましたね。

華栄の店内は、テーブルとカウンターです。

食券ではなく、オーダーします。

華栄

ライスと麺は大盛り無料。

日替わりランチ(800円)、麺類は「人気No.1」が五目うま煮麺(800円)、ネギ辛ラーメン(800円)、肉野菜炒め定食(900円)、しょうが焼き定食(900円)、から揚げ定食(800円)、ギョーザ(7個)定食(680円)、ラーメン定食(ラーメン・半ライス・ギョーザ3個・サラダ・漬物付880円)、ヘルシー豚しゃぶ定食(温しゃぶ(ゴマダレ)or冷しゃぶ(しょうゆダレ)・半ライス・小鉢・スープ・漬物付、880円)などメニューも豊富です。

のり春巻き(480円)

さっそく、華栄の名物のり春巻きです。

のり春巻き

2本の春巻きに、のりが入っています。

のり春巻き
どうして「のり」が名物なのか。

やはり、矢口というより、大田区の伝統産業が海苔だからです。

『おーたふる大田区商店街なび』には、こう書かれています。

商店会会長の黒川栄崇さんは中華料理店を経営しており、副会長の小林海苔店の小林範明さんと相談し、大田区の伝統産業だった海苔を使って地元の新しい名物を作ろうということになりました。そこで、小林海苔店で海苔を裁断する際に出る切り落としの海苔を使い、黒川さんが海苔のペーストを作りました。このペーストをさまざまな料理に試し、できあがった第1号の料理が“のり春巻き”です。

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春巻きに入っているのは、のりのペーストなんですね。

タンメン(800円)

華栄のタンメンは、みるからに本格派です。

華栄のタンメン

どう本格派かというと、スープがかなり多いですね。

大抵のお店は、普通のラーメンと同じぐらいの量のスープであることがほとんどですが、本来の作り方を考えると、この方が理にかなっているのです。

華栄のタンメンリフトアップ

タンメンというのは、本当は(塩)ラーメンとは似て非なるものです。

濃厚タンメン三男坊のときにも書きましたが、タンメンの定義は、中華鍋で肉や野菜を炒め、鶏ガラスープを加えて加熱。茹で上がった麺の上から注ぐ調理法です。

要するに、タンメンとは具体的には、野菜炒め鶏ガラスープメンなのです。

一方、ラーメンの一種である塩ラーメンは、塩味のスープのラーメンに具をのせています。

華栄のタンメンは、炒め汁なので油が含まれており、それが膜となってなかなか冷めず、アツアツと時々水を飲みながらいただきます。

でも、やはりスープも飲んでしまいます。

華栄のタンメンのスープ

商店街にあるので、街の中華料理店といえますが、華栄は、その言葉から思い浮かぶイメージとはだいぶ違いそうな、上品な中華料理店だと思います。

ラーメン(500円)

中華料理店の基本はラーメンです。

華栄のラーメン

オーソドックス、かつシンプル、でも上品な中華そばです。

五目うま煮麺、タンメンなどとは300円差がありますが、決して味が劣るということではありません。

東京ラーメンの醤油色スープで、ちょっと生姜風味。

華栄のラーメン

麺は中細縮れ麺です。

華栄のある矢口・安方地域のスポット

安方商店街・「矢口」になる前の村の名称

安方(やすかた)というのは、もともと村の名前だったのですが、それが矢口村に統合され、さらに現在の住居表示は東矢口になりました。

安方商店街

近くには、日本体育大学荏原高等学校があります。

体育大学付属の名前通り、体育の各部の活動が盛んです。

意外なところでは、野球部からプロレスに進んだ、ヒロ・マツダ、マティ鈴木なども卒業生です。

以前は男子校でしたが、近年の傾向として、男子校は現在ほとんど共学になりました。

商店街の名称の他には大田区立安方中学校が、「安方」の名を残しています。

矢口渡界隈、多摩川を渡る「矢口の渡し跡」など

最寄りの駅は、東急多摩川線矢口渡駅です。

東急多摩川線矢口渡駅

歩いてすぐのところに、中華sobaいそべ(大田区多摩川)があります。

中華sobaいそべ(大田区多摩川)白旨黒旨2種類スープ、自家製麺、自家製ワンタン、化学調味料不使用、国産小麦麺の店
中華sobaいそべ(大田区多摩川)に行ってきました。白醤油ベースの白旨青湯系、濃口醤油ベースの黒旨淡麗系の2種類スープ、ストレート中太の自家製麺、海老や肉のしっかりつまった自家製ワンタン、化学調味料を使わず国産小麦の麺で勝負する本格派です。

白醤油ベースの白旨青湯系、濃口醤油ベースの黒旨淡麗系の2種類スープ、ストレート中太の自家製麺、海老や肉のしっかりつまった自家製ワンタン、化学調味料を使わず国産小麦の麺で勝負する本格派です。

駅から多摩川方面に伸びる「矢口の渡商店街」を南下すると、多摩川の土手につきます。

矢口の渡し跡、という説明板がたっています。

矢口の渡しの跡

昔は橋がなかったので、多摩川を渡る「渡し」です。

大田観光協会のサイトによると、多摩川の流れの変化に従って「矢口の渡し」の位置は変わったそうです。

1949年に多摩川大橋が完成するまで、この付近が区内で最後の渡船場だったそうです(区指定文化財)。

静かないい街ですが、ぜひ地元の新しい名物、のり春巻きを華栄で召し上がってはいかがですか。

以上、華栄(大田区東矢口)は大田区の伝統産業だった海苔を使った新しい名物・のり春巻きを提供している安方商店街にある店、でした。

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