萩中公園は、大田区内に5つある交通公園のひとつです。その施設は、大田区萩中3丁目の野球場、プール、築山広場、健康遊具のあるがらくた公園などがあります。すぐ前には東京都立羽田つばさ高校、東京都立城南職業能力開発センター大田校、最寄りの小学校は大田区立中萩中小学校、隣接した施設に集会施設の萩中集会所があります。
「交通公園」を検索すると、「災害時の避難地の機能も兼ねた都市計画上必須の空間」「特殊な児童公園として,児童の交通道徳を涵養して交通禍を防止することを目的とした」公園と書かれています。
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どう「特殊」かというと、機関車やバスや自動車など、交通機関が遊具のように置かれていることや、一般の道路を模した、信号や横断歩道などが設置され、そこを小中学生が、自転車で走れるようになっていることなどを挙げられるでしょう。
児童交通公園では、信号機のあるコース内を午前9時から午後4時まで貸与する自転車で走ることが出来ます。
自転車走行の練習をここで行う地元の児童はたくさんいます。
その道路の中の築山広場周辺には、ウメ、サクラ、クスノキ、ケヤキ、イチョウ、マツなどの多くの木が植えられていて、憩いの場となっています。
だれでもトイレ2箇所(オストメイト対応型1箇所、オストメイト簡易型1箇所)もあります。
児童交通公園の隣りにあるのがガラクタ公園です。
ガラクタ公園は、四輪連結テンダー機関車(東武鉄道)、
起動モーターカー、
都電荒川線として活躍した7000形車両(7008号車)、
消防車、トラック、
ボートなどが置かれています。
四輪連結テンダー機関車(東武鉄道)について、説明版から抜粋します。
「この蒸気機関車は1914年(大正3年)にイギリス・マンチェスターの「ベーヤー・ピーコック社」で製造されたもので、1966年(昭和41年)の9月頃まで東武鉄道で最後の蒸気機関車として活躍していました。東武鉄道のご厚意により、将来の電化で姿を消す運命にある蒸気機関車を、子供達の教材として区が譲り受けたものです。」
平成8年9月に「大改修工事」を実施したそうです。
東京都で今も走る唯一の都電、荒川線の車両でした。
トラック協会から寄贈された4トントラック。
運転席から「死角」が体験できます。トラックからは見えないところがあるから気を付けましょう、ということをここで知ることができるわけです。
滑り台には古タイヤもつけて遊具にしています。
噴水が木陰に作られたので、ここで一休みできます。
中央にあるジャンボすべり台でいつも多くの子どもたちが遊んでいます。
プールや野球場も
萩中公園という大きなくくりの中では、ガラクタ公園、児童交通公園以外に、プールと野球場もあります。
都道311号線(環状八号線)のマクドナルドがある角を多摩川方面に直進すると、まず出てくるのが萩中公園プールです。
屋内プールがあり、年間を通じて利用可能です。
私の小学校時代の地元です。併設の少年野球場でも真っ暗になるまで遊んでました。
萩中公園プールは、私の小学校の頃(昭和40年代前半)は1時間10円でした。
今は3時間で高校生以上360円、1歳以上中学生以下100円だそうです。
この2つの画像は区の公式サイトからお借りしました
萩中公園少年野球場及び野球場は有料です。
なお、萩中公園の近くには、先日ご紹介したステーキハウス・バッファローがあります。
ま向かいには、東京都立城南職業能力開発センター大田校があります。
私が高校ぐらいの頃は大田高等職業訓練校、通称羽田職業訓練校といっていましたが、7年前から現在の名称になったそうです。
すでに社会に出た人の職業訓練だけでなく、高校新卒者も1年、ないしは2年課程で定期的に募集が行われています。
学園祭も行われていました。
高校を出た後の進学というと、大学か専門学校と思いますが、地域の企業と連携した職業学校として興味深い機関であると思いました。
アクセスは、京急空港線大鳥居駅下車徒歩6分
JR蒲田駅から京急バス「萩中経由羽田空港行き」に乗車し、萩中公園前バス停下車徒歩1分
萩中公園
入園料
無料(有料施設あり)
萩中三丁目26番46号
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