蒲田映画祭『シネ☆パラ蒲田』(シネマパラダイス蒲田)は大田観光協会主催、大田区共催、東京急行株式会社等が後援しています。松竹撮影所があった蒲田で地域をあげての催し。大田区民ホール・アプリコで2013年10月10日からスタートしました。
蒲田映画祭とはなんだ
蒲田といえば工場地帯。
というのはかなり一面的なイメージです。
そもそもリアル蒲田は商業の栄えた地域ですが、それは措くとして、近代映画発祥の地といわれています。
1920年(大正9年)、今のアプリコ蒲田のあたりに、松竹キネマ蒲田撮影所がオープンしました。
その後、蒲田は京浜工業地帯の中核として発展するために、のどかな映画撮影地としての期間は15年ほどで撮影所は大船に移転していますが、蒲田撮影所時代には日本初のトーキー映画や、カラー映画なども制作されました。
蒲田撮影所時代の脚本家や演出家、さらに俳優たちは、昭和後期まで、映画のみならずテレビドラマでも活躍しています。
たとえば、子役時代から松竹と契約していた高峰秀子さんは、今も呑川沿いにある蒲田小学校の出身です。
実際の撮影所から少し離れていますが、多摩堤通りの国道15号線より東側の商店街は、キネマ通りと名付けられました。
商店街自体は現在は残念ながら寂れてしまいましたが、その名称は今も残っています。
私もキネマ通りの近くで小学生の頃生活していたことがあるので、今も懐かしく思います
そこで、その発祥の地として映画祭を行おうというのが、文字通り蒲田映画祭というわけです。
YouTubeには、一般社団法人大田観光協会公式チャンネルの中にオンラインマガジン蒲田映画祭という動画もあります。
オンラインマガジン蒲田映画祭創刊号 https://t.co/6zivrJPuy7 @YouTubeより
— かやのなおき@大田区 (@mrjunon) December 26, 2021
そこで、『シネ☆パラ蒲田』(シネマパラダイス蒲田)というのは、そんな映画の街・蒲田として、10月10日~20日まで、蒲田の数カ所で、映画関連の展示物を公開したり、映画を上映したりする催しです。
『シネ☆パラ蒲田』(シネマパラダイス蒲田)について
『シネ☆パラ蒲田』(シネマパラダイス蒲田)は、蒲田東急プラザ、池上文化センター、はすぬま温泉、区民ホールアプリコ、湘南食堂、大田区産業プラザPiO、蒲田温泉などが会場です。
いかにも開催されそうなところだけではなく、カフェや食堂や銭湯なども会場になっています。そこで、懐かしの映画上映、トークショー・市民の撮影した8m映画、市民の撮影した東日本大震災ドキュメンタリー作品紹介、キネマ旬報バックナンバー展示などが行われています。
私はそのうち、蒲田東急プラザ会場に行ってみました。
いろいろ展示物があります。
映画の街・蒲田の紹介。これは外せませんね
キネマ旬報の協力で、同誌のバックナンバーが飾られています。
外国人の女優の顔もいろいろありましたが、真っ先に目に入ったのは若尾文子さん!
展示物の下には、片桐はいりさんのサインが。彼女は大森の人なんです。
これは岸恵子さんですね。
ブルース・リーの顔も。
住んでいた家を振り返るコーナー。
これは高峰秀子さんです。
上映中の映画は「帝都大戦」。
加藤昌也さんや南果歩さんが出ていました。
もったいないことに、客席は誰も座っていません。
次回は「日本列島」を上映するそうです。
注目のトークショーは、18日が映画評論家の岡茂光さん、19日が脚本家の大西信行さん、20日が元TBSプロデューサーの坂本正勝さんという予告の印刷物がパンフレットに入っていました。
『青い山脈』の杉葉子さんも来られるとか。
私の年代ですと、『青い山脈』というより『気になる嫁さん』のメグ(榊原るみ)の叔母さん、なんですけどね。
大西信行さん。70年代のドラマ脚本でも活躍されてました。
質疑応答できるならぜひ行ってみたいです。
ということで興味ある方は公式サイトで詳細ご確認ください。
キーワードは「シネパラ蒲田」です。
以上、蒲田映画祭『シネ☆パラ蒲田』(シネマパラダイス蒲田)は大田観光協会主催、大田区共催、東京急行株式会社等が後援しています、でした。
あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 蒲田行進曲 [Blu-ray] – 松坂慶子, 風間杜夫, 平田 満, 深作欣二
あの頃映画 「蒲田行進曲」 [DVD] – LEORIOstore
コメント