麺屋武蔵蒲田店(2013年8月に開店)に行ってきました。1998年の新宿店開店以来、首都圏西部で11店舗運営されているらー麺(ラーメン)とつけ麺のチェーン店。ラーメンブームの火付け役ともいわれているのは、ダブルスープとデカ盛りを打ち出したからです。
JR蒲田駅、および東急池上線・東急多摩川線蒲田駅から、徒歩2分くらいところに麺屋武蔵蒲田店はあります。
ユザワヤという、有名な手芸用品・生地・ホビー材料専門店の向かいです。
麺屋武蔵といえば、昨今のラーメン、つけ麺ブームの立役者とも言われています。
たとえば、ラーメンには、鶏ガラや豚骨を主体とした「動物系スープ」と、さんま干しや、かつお節、煮干しなどの「魚介系スープ」の2系統がありますが、麺屋武蔵は、本来交わらないはずの2系統をともに使うダブルスープで一躍評判になったのです。
今では、ダブルスープを採用する新興店は少なくありませんが、その先駆的役割は業界に対する高い貢献度を評価することが出来るでしょう。
もうひとつは、やはり昨今の潮流、デカ盛りを採用したことです。
つけ麺は、特盛りが最大で1キロ(茹で上がり2キロ)のデカ盛りを提供しています。
1キロはこんなかんじだそうです(http://foodfighter.jp/%E3%80%90%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%89%88%E3%80%91%E3%80%8C%E9%BA%BA%E5%B1%8B%E6%AD%A6%E8%94%B5%E3%80%8D%E5%85%A8%E5%BA%97%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E5%A4%96/)
3つめは具材です。
ラーメンの具材として使われる豚肉は、焼豚であったり、東京ラーメンはハムであったりするのですが、麺屋武蔵は、大きな焼豚と分厚い角煮が入っているのが特徴です。
それだけに、ちょっとお値段は高め。
たとえば、武蔵らー麺は1100円、武蔵つけ麺も1100円です。
正直、値段だけを見ると、飲食の激戦区、蒲田ではかなり高額なランチです。
ただ、麺屋武蔵は、らー麺にしろ、つけ麺にしろ、並盛、中盛、大盛、特盛などが同一食券(料金)です。
ということは、つけ麺の特盛り最大が麺1キロですから、つまり1キロを1100円で食べることが出来るわけです。
作り込んだうまいらー麺、つけ麺を量的にもたくさん食べてみたい、という人にとっては、安いという評価もできるでしょう。
しかも、1キロというのは茹でる前の麺の量で、茹で上がりはその倍の2キロですから、ちょっとやそっとで食べ切れる量ではありません。
まず、食券を買い、席につく時に店員が注文を聞くので、いずれかの量をオーダーします。
今回は、初めての来店ということもあり、無難に300グラムにしました。
ちなもに、お店には、食べる量だけ注文してください、と念押しの掲示も。
ネットでは、デカ盛りとして有名になってしまったために、食べ切れそうもないのに最大量注文して、ブログ用に撮影はするものの結局残してしまう客がいるそうです。
同じようなことを、穴守稲荷のずうでも言ってました。
ずうでも、大盛りナポリタンや、大盛りオムライスの盛りが多いことが評判になり、SNS用に撮影に来るものの、食べきらずに店を出てしまうとか。
食べもしないで撮影だけというのは、ヤラセと同じことです。
それはともかくとして、お店の壁には、麺屋武蔵ということで、宮本武蔵の映画のポスターが貼ってありました。
そして、寂しくもやかましくもないちょうどいい雰囲気で、低いボリュームですが、音楽もかかっています、
さあ、武蔵つけ麺300gです。
武蔵らー麺もこれで300gです。
麺は表面はツルツルで中太。しっかり締めてモチモチ食感。食べ応えがありました。
たしかにチャーシューは、しっかり大きいのが2枚と、分厚い角煮が入っています。
そして、煮玉子です。
ダブルスープは、醤油味で、ダブルですが決してくどくありません。
スープ割りは食べ終わる頃出てきますが、麺のもととなる小麦粉を溶いた、まさに「そば湯」を意識した作り方。
ドボトボと入れていただきます。
調子に乗って完食です。
『砂の器』の舞台である蒲田
JR蒲田駅は、かつて『砂の器』の舞台になったところです。
加藤剛主演の映画だけでなく、テレビドラマでもロケが行われました。
中居正広版では、大田区立下田小学校付近が事件現場になりました。
やはり、ダブルスープのラーメン店として、昨日、和鉄をご紹介しました。
逆川通りには、やよい軒があります。
その近くには、『孤独のグルメ Season4 エピソード11』でとりあげられたことのあるベトナム料理店『THI THI』があります。
東邦医大通りには、蒲田カステラと梅屋敷チーズを販売する、洋菓子店のパティスリーナオヒラがあります。
反対側の、京急線雑色に向かうバス通りには、蒲田温泉まんじゅう、和菓子処清野があります。
こうしたスポット、名物店におこしの際は、麺屋武蔵にも寄られてみてはいかがでしょうか。
ぴあ蒲田大森食本 (ぴあMOOK) –
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