龍の神(大田区南雪谷)は、毎朝6時間豚骨を煮込んで作った本格派スープと細麺による豚骨ラーメン、濃厚魚介つけ麺を提供しています。豚骨ラーメンは替玉無料、つけ麺は大盛り無料で、赤味噌や焦がしにんにく、鶏油や辛高菜もすべて自家製です。
龍の神(りゅうのかみ)は、豚骨ラーメンと、豚骨を使った魚介スープのつけ麺の店です。
豚骨ラーメンは、豚骨をベースにしたスープが特徴的です。
豚骨を長時間煮込んで取ったスープは、濃厚でコクがあり、また麺との相性も良く、多くの人に愛されるラーメンの一つです。
豚骨ラーメンの起源は福岡県博多市にあり、博多ラーメンとも呼ばれます。
博多ラーメンの特徴は、小麦粉を使用した細めのストレート麺と、豚骨スープの濃厚さです。
博多ラーメンが全国的に広がるにつれて、各地でバリエーションが生まれ、豚骨ラーメンが全国的に愛されるようになりました。
豚骨ラーメンは、濃厚でコクのあるスープと麺の相性が良いため、多くの人に愛されています。また、トッピングにチャーシューやメンマ、海苔などを加えて、味のバリエーションを楽しむことができます。
龍の神は、ジャンルとしては博多ラーメンになりますが、濃厚でクセのある味わいとは少し違う、独自のさっぱりした味わいであり、そこに個性を感じます。
「細麺替玉1玉無料」に「太麺大盛無料」
東急池上線雪が谷大塚駅を中原街道側に下車。
中原街道を少しだけ南下すると、下り方面にあります。
看板には、黒いバックに『豚骨らーめん・つけ麺』『龍の神』
メニュー一覧と、「細麺替玉1玉無料」「太麺大盛無料」とガラス戸に表示されています。
「無料」という文字に弱いんですよ。
なんかお得感があるじゃないですか。
ということで、さっそく入りました。
辛高菜と紅生姜は自前
店内は、カウンター10席、テーブル6席です。
入ると左手に、食券販売機があります。
食券を買って、店員に渡します。
麺の硬さを聞かれるので、「普通」と答えました。
厨房に1人、注文を取ったり食器を片付けたりする人が1人です。
水はセルフです。
箸はエコ箸です。
卓上調味料は、ごま、胡椒、ラー油、酢、辛子タレなどのほかに、辛高菜、紅生姜などがあります。
辛高菜と紅生姜は、自前で作っているとか。
白ラーメン(700円)
龍の神の白ラーメンです。
これが、オーソドックスな同店の豚骨ラーメンです。
大きなチャーシュー2枚、きくらげ、ねぎ、のりは1枚たてています。
ひとつだけ減点箇所あり。
スープがね、ぬるかったです。
意識的にそうしているのかな。
でも、この後の替え玉のことを考えると、ここはもっと熱くてもいいように思いました。
スープは、臭みもなくさっぱりお上品。
すごく凝っているのだと思います。
あっさりとした味わいの中に、真の旨味が溶け込んでいます。
『大田区商店街ナビ』によると、メインのスープは毎朝6時間豚骨を煮込んで作っているそうです。
自家製へのこだわりがおいしさの秘訣。「龍の神」で豚骨ラーメンのイメージが変わるかも!? https://t.co/KTT7SvN726
— かやのなおき@大田区 (@mrjunon) March 10, 2023
鶏油のほか無料で提供している辛高菜もすべて自家製。
凝ってます。
替え玉は、お皿できます。
博多ラーメンはこれですよ。
赤ラーメン(750円)
龍の神の赤ラーメンです。
豚骨スープをベースに、秘伝の特製辛子味噌が自家製香油と絡み合い、スープに丸みを、麺には香りを与えるとしています。
上にちょこんと乗っかっている赤いのが辛子味噌ですね。
スープの味をピリッと締めます。
仕込みの段階からこだわり、手間を惜しまないからこそ実現、と標榜しています。
ごはんもいただきたくなります。
黒ラーメン(750円)
龍の神の黒ラーメンです。
黒ラーメンと言っても、ベースは白ラーメンと同じですが、熊本ラーメンをモデルにしています。
熊本ラーメンは、豚骨ベースのスープと独特の細麺は博多ラーメンと同じですが、スープが特徴的です。
焦がしにんにくとマー油が入っているのです。
もちろん、自家製です。
マー油は、一般的には、豚バラ肉などを煮込んでできる「煮豚油」に、ニンニクや唐辛子、香辛料などを加えて作られます。
香りや風味以外にも、体を温める効果があるとされています。これは、唐辛子やニンニクが含まれるからで、冷え性や体調不良の改善に役立つとされています。
特に、豚骨ラーメンにはよく合います。
メニュー
龍の神(りゅうのかみ)のメニユーは、豚骨ラーメン、つけ麺、炒飯を柱にしています。
豚骨らーめん
白ラーメン700円
赤ラーメン750円
黒ラーメン750円
豚骨醤油・塩ラーメン780円
豚骨つけ麺
濃厚魚介つけ麺は、魚介類を主な出汁としたつけ麺の一種で、濃厚でコクのあるスープが特徴です。
濃厚魚介つけ麺
並盛 200g 800円
大盛 300g 800円
特盛 400g 900円
炒飯
炒飯は、ご飯と野菜、肉、卵、調味料を混ぜて炒めたもので、旨味が凝縮されており、栄養価が高く、簡単に調理できるため、多くの人に愛されています。
炒飯580円
チャーシュー炒飯680円
ネギ炒飯680円
黒炒飯680円
辛炒飯680円
炒りチャーシュー丼350円
ライス100円
横浜家系ラーメンと博多ラーメン
ここで念のため、二大豚骨ラーメンとも言える、横浜家系ラーメンと博多ラーメンについて簡単にまとめます。
横浜家系ラーメンと博多ラーメンは、どちらも豚骨ベースのスープを使用していますが、スープや麺の太さ、トッピングの種類などが異なります。
横浜家系ラーメンはとんこつ醤油味で、麺は中太麺が多く、博多ラーメンは豚骨の濃厚さをそのまま表現したスープに細麺が入ります。
また、横浜家系ラーメンは、濃厚でとろみのあるスープが特徴的で、博多ラーメンは、濃厚でクセのある味わいが特徴的です。
冒頭に描いたように、龍の神は、ジャンルとしては博多ラーメンになりますが、濃厚でクセのある味わいとは少し違う、独自のさっぱりした味わいです。
どちらかというと、先日ご紹介したまるきんラーメン雪谷店(大田区南雪谷)の方が、オートゾックスな博多ラーメンのように思いました。
どちらのお店もお勧めです。
以上、龍の神(大田区南雪谷)は、毎朝6時間豚骨を煮込んで作った本格派スープと細麺による豚骨ラーメン、濃厚魚介つけ麺を提供、でした。
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