蒲田電車区は東京・大田区の隠れランドマーク

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東京の京浜東北線･蒲田電車区で殺人事件発生！
といっても小説のお話である。松本清張の『砂の器』には、国鉄といわれていた時代の「蒲田操車場」が舞台になったことがある。

時代は移り変わり、国鉄はJR東日本になったが、東京支社の運転士はここに所属しており、同線にとってもJR東日本にとっても、この電車区は重要な存在である。

場所は、JR蒲田駅から川崎方面に5分ほど歩いた所だ。

同線の大宮方面からの南行電車には「蒲田行」があるが、夕方のラッシュ時には、同電車区に留置されていた車輌が蒲田駅に入線する「蒲田発」電車もある。

本線から電車区への切り換え線のあたりに踏切があり、そこに立つと入線時刻が迫りスタンバイしている車輌が目の前までやってくる。一歩だけ線路に踏み込めば、車輌に直接触ることもできるから、電車の撮影が好きな「撮り鉄」なら必ず訪れる場所だ。

踏切の前には、ドラマのロケでもよく使われる富士通の社屋がある

休日には、子ども連れの見物者も少なくない。地元住民の避難場所にも指定されている（ただし、車庫内には入れない）。

近くにはタイヤ公園という、これまた名物の遊び場がある。地味だが、この地域の隠れランドマークである。

ちなみに、京浜東北線は、埼玉の大宮駅から東京を縦断して神奈川の大船駅まで走るが、正式には大宮から東京までが「東北本線」であり、東京から横浜までは「東海道本線」、横浜以南は「根岸線」である。

蒲田電車区より蒲田駅入線へ
2009年7月20日、17時19分?25分撮影。